私とのセッションの為にわざわざ新幹線に乗って東京まで来てくれた君。13:30-18:00と文字にするととても長いセッション時間のように思うけれど、実際はあっという間に時は過ぎていきましたね。
ドアを開け目を合わせた瞬間に「あぁ、この人はいい人だろうな」というのが直感的に分かりました。
おもてなしのビールと生ハム(ちゃんと今までのコラムを読み、私の好物を予習しておいてくれた)、一つも押し付けがましくない物言いにピン札の用意。小さなことかもしれないけれど、私はそういうのをすごくすごく見ています。
SM観はもちろん、色んなことを沢山お話しましたね。あの時間は私自身もリラックス出来ましたし、何より楽しかったです。
いざプレイに入るとお互いスイッチが入り別人のようになったけれど、君の目はしっかりとマゾマゾしくて美しかった。
「痛いだろうなぁ」と思いながらもやり続る。それに対して大きな声で叫ぶ君を見るのもまた愉快でした。反応があるっていいね。生きている証。
私ね、世の中のほぼ全てに対して「許します」というスタンスで生きているのだけど、M男の「許して下さい」に対しては「ん?許さないよ」ってなるんです。むしろ残虐的なことを笑いながらする私を許して下さいと思っています。人はみんな許されたいと思っているのかもしれないね。
限界を超えた先に見えた景色はどうだった?
ぼんやりと天井をあおぎながら、ひとつひとつ丁寧に言葉を紡ぐ、君の話を聞く最後の時間もなかなかよかったです。
ふんわりと甘々の、優しいセッションをする私も私。お相手をとことん追い詰める行為に大笑いする私も私。SMをやっていると様々な自分を見ることが出来るからやっぱり私はSMが大好きです。
次は“そののち”のパルスかなぁ。白目を剥いてでもまた私に言ってほしい。
「夕月様、お許し下さい」と。
絶対に絶対に、許してあげないよ。
SADSグループの大人気コースである、人間便器&集団聖水コースが相変わらず人気だなぁと最近もひしひしと感じています。
私は優秀便器マゾが大好きなのでこのコースを利用するマゾたちにはありがとうの気持ちでいっぱいです。
人の顔の上にまたがって聖水を与えると、苦しそう(嬉しそう)に君たちは私の一部だったものを吸収していくでしょう?私はその表情を見るのが好きなの。
一対一で専用便器になりたいです、とやってくる便器マゾも優秀な子が多くて嬉しい限りです。
我慢して我慢して我慢して、与える(与えて頂く)その快感って最高よねぇ。女王の足下でひざまずく君、それを見下ろす私はこの春も健在です。
【3月某日】
今日も遠方からはるばるいらしてくれたマゾとのセッション。最近遠くからいらしてくれるマゾが多くてありがたい限りです。
ストーリープレイを希望とのこと。若い頃から空想・妄想をしていたとのこともあって考えてくるストーリーが秀逸だこと。紙にびっしり自筆で書かれた物語には感動したわ。ファイルに大事にしまわれたそれは宝物だな、とも思いました。明かされることのない君と私だけが知っているストーリー。昔はSM雑誌をよく読んでいたというだけあって書かれた文章も本当にお上手。
ストーリープレイの場合、私はどちらかというと役にどっぷり入り込めるタイプの人間なので今回も存分に楽しませてもらいました。
“無理矢理”それをおこなうのは愉快だったな。やっぱりSMはこうでなくっちゃ。
春のど真ん中でする変態行為は驚くほど心地がよくって最高ですね。引き続きともに楽しみましょう。